空は真っ青
陽の光はオレンジ色
どこか奇妙な空間
どこか不思議な空間
上昇気流を捕まえたら、宇宙まで飛ぼう


花のにおいでもなく
ただ風のにおいがして
風は心地よくて
私の肺を冷たくする


後ろから風が吹いて
髪の毛を吹き飛ばして
私の気持ちも吹き飛ばして


何かに呼ばれた気がして
振り返るけれど
誰もいなくて
何もなくて


ビルに反射した夕陽が眩しくて
何も見えなくって
無性に悲しいばかりで


それでも私は秋の日が好き